物流用語辞典
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ネステナーとは

倉庫内で使用する保管棚もしくは保管ラックのことであり、パレット(荷物を載せるための荷役台)と合わせて使用するのが一般的である。

この用語の由来は、英語の「nest(巣・入れ子)」から来ていて、ネスティングラック、ネスラック、テナー、スタックテナーなどと呼ばれることもある。

ネステナーのメリットとは

・保管効率の向上(2~4段程度の積み上げ可能)

・組み立てや設置が不要ですぐに使える

・自由なレイアウトが可能となる

未使用時はコンパクト収納可能=閑散期のスペース有効活用が可能となる

 

ネステナーには以下のような種類がある。

・正ネステナー

(荷物を載せる部分がラック下部にあるタイプ)

・逆ネステナー

(荷物を載せる部分がラック上部にあるタイプ)

・ステージ付き正ネステナー

(正ネステナー上部の左右にステージが付いていてパレットを置くことで一段増やすことができるタイプ)

・正逆両用ネステナー

(上下どちらの向きで置いても使用可能なタイプ)

 

ネステナーのサイズ選びは、保管する荷物の荷姿によって変わるが、荷役作業時に遊びが必要なため、

それぞれ載せる荷物よりも(W150mm・D50mm・H100)ずつプラスしたサイズを選ぶようにする。

また、ネステナーの最大積み重ね段数は、倉庫の天井の高さやフォークリフトの最大揚高によって決められるが、

一般的には3段程度(背の高いネステナーの場合は少なくなったり背の低いネステナーの場合は多くなったりする)である。

耐荷重については、一般的には1,000kg程度であり、背の高い(または幅が広い)ネステナーについては耐荷重が低くなる。


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この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。