物流用語辞典
毎日環境整備で磨きます

5sとは

職場環境を維持するために掲げるスローガンで整理・整頓・正装・清潔・しつけの5つの言葉の頭文字を取ってできた用語である。

これら5つの項目を徹底して気をつけることで、顧客からの信頼を失うような事態を防ぐことができる。

5sは物流業界のもならず、製造業やサービス業などあらゆる業界で採用される用語だが、

特に物流業界においては、ドライバー目線と物流センター内のスタッフ目線でそれぞれ気をつけるべきポイントがある。

ドライバーにとっての5sは以下の通りである。

毎日決められた場所を環境整備します

・整理
運転席や荷室を整理することで、ブレーキアクセルハンドル操作への支障による事故防止ができる。
また荷台を整理することで、余分な荷物による積載量増加で起こる燃費の無駄を省き、積載荷物の損傷も防ぐことができる。
・整頓
配送に用いる道具を整頓してスムーズに使用することと、配送する荷物を整頓することで時間ロスやご配送を防ぐことができる。
・清掃
配送用のトラックを清掃することにより、会社の顔であるトラックがお客様に与える印象を良く見せることができる。
また、配送する荷物を汚すことなくきれいに配送することができる。
・清潔
配送担当のドライバーの清潔具合でお客様からの印象は良くも悪くもなりえるため、きれいな制服を着用し、匂いや汚れのない清潔な身なりを意識する。
・しつけ
交通ルールを守り、笑顔と挨拶など基本的なこと常にを心がける。

物流センター内スタッフとっての5sは以下の通りである。

・整理
廃盤になった商品など無駄なものを整理することでスペースの有効活用、商品の取り違い、事故や火災を防ぐことができる。
・整頓
梱包資材を整頓することで作業の効率化を図り、商品の整頓をすることで入庫間違いや誤発送を防ぐ。
・清掃
常に配送用トラックが出入りすることで出てくるゴミや汚れを清掃し、住宅街であれば騒音や排気ガスなど周辺住民への配慮も行う。
・清潔
食品や化粧品や医薬品などを扱う場合は特に商品のゴミ混入などがないように、物流センター内の床や棚は清潔に保つ。
・しつけ
作業エリアでのヘルメット着用、商品取扱時の手袋着用、安全靴の着用などの基本ルールを守る。

以上のことを会社全体で共通認識として守ることが大切である。

 

株式会社低温の5Sとは

冷凍食品、冷蔵食品の物流をしてます、株式会社低温では、「環境整備」と名称付け、会社の文化として項目別に方針があり全従業員はその方針書に基づいて教育されております。

みんなタイマーを持って実施します。

「環境整備に関する方針」の中に下記項目があります。

1,基本 (1)環境整備とは仕事をやり易くする環境を整えて備える。

(2)「形」から入って「心」に至る。「形」が出来るようになれば後は自然と「心」がついて来る。

2,整理 (1)いる物といらない物を明確にし、必要最小限までいらない物・使わない物を捨てる。

3,整頓 (1)物の置き場を決め、名前を表示し管理する。管理とは数字・色・マーク・記号を付けて使いやすいようにする事。

4,清潔 (1)今日はここだけという部分を計画表に基づいて15分間徹底的に磨き込む。

5.礼儀 (1)挨拶は出会い。出会いの印象は最初の6秒間で決まる。相手に対して敬意を表す方法です。

6.規律 (1)時間を守り、3分前集合を行動の基本とする。

(2)方針を守り、決められた事を即実行する。

お客様よりこの「環境整備」を社員教育の一環としている事を知って頂き、どのようなお言葉を頂いたか。

 

・運送会社とは思えないほどの整理整頓が出来ている。

・ドライバーさん誰が来ても気持ちの良い対応をしてくれる。

・会社に行った時の出迎えや挨拶が素晴らしい。かなり驚いた。

・従業員の教育が素晴らしい

・業務を任せて安心出来る。

物流でお困りな事が御座いましたら、お気軽にお問合せ下さい。

                                                             

~冷凍・冷蔵の物流専門会社~
在庫管理・梱包・配送まで低温にお任せ!

この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。