ピースピッキングも可能な冷凍物流アウトソーシングで出荷業務を最適化した事例

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食品問屋 Y様の低温物流パック

 

 

お客様プロフィール

食品問屋 Y様

  • ご契約サービス

    低温物流パック

  • 業種

    食品問屋(冷凍食品)

  • 地域

    愛知県 名古屋市

  • 事業規模

    約200名

 

 

サンプル出荷で求められる“細かさ”に対応できない…
ピース単位での冷凍出荷を実現し、業務をバックアップ!

全国の小売店・飲食店へ冷凍食品を卸しているY様は、ケース単位の通常出荷に加え、サンプル商品の細かいピースピッキング出荷にも対応する必要がありました。

 

しかし、名古屋を拠点とする既存の冷凍倉庫ではこうした細かな対応が難しく、サンプル出荷体制の構築に課題を抱えていました。
また、「管理しやすい距離感の倉庫が良い」というご希望も。
 
この課題に対し、当社ですべて解決できます!とご提案。
現在は、全対応にご満足いただき、スムーズな運用を実現しています。

今回は当社の「低温物流パック」を導入いただいた理由や効果について、詳しくお伺いしました。

 

 

食品問屋 Y様のお悩み

担当者

担当者様

サンプル用の出荷はピース単位での作業が必要なのですが、多くの冷凍倉庫はケース単位対応が基本。柔軟に応じてくれるところが見つからず困っていました。また、遠方の倉庫では管理も行き届きづらいことも悩んでいました。

 

 

本事例「ピースピッキング可能な冷凍倉庫で出荷を最適化した事例」のポイント

  • 抱えていた課題

    ケース単位しか対応できない冷凍倉庫では、サンプル出荷が成り立たない

  • 選定の理由

    ピースピッキング対応の冷凍倉庫が、管理しやすい距離で利用可能に

  • 導入の効果

    ピース出荷対応が営業活動を後押し!物量拡大も視野に

  • 現在の活用法

    冷凍食品の拠点として、出荷形態に応じた柔軟な運用を継続中

 

 

抱えていた課題

ケース単位しか対応できない冷凍倉庫では、サンプル出荷が成り立たない

Y様は名古屋を拠点に、全国の取引先へ冷凍食品を卸されています。

 

通常のケース出荷は問題なく行えていたものの、取引先へのサンプル出荷などでは、ピース単位での細かいピッキング作業が必要となります。

しかし、多くの冷凍倉庫ではこうした細かな出荷に対応しておらず、作業の外注や別ルートでの対応が必要になる場面もありました。

 

また、距離的に離れた冷凍倉庫では、出荷ミスなどのトラブル対応や現場とのやりとりも煩雑になるため、業務効率を損なうリスクも感じていたといいます。

 

 

選定の理由

ピースピッキング対応の冷凍倉庫が、管理しやすい距離で利用可能に

当社では、冷凍環境下での細かなピースピッキング作業にも対応可能な体制を整備しており、サンプル商品や複数品目の組み合わせ出荷にも柔軟に対応できます。

 

今回は、名古屋から無理なく管理できる距離感の冷凍倉庫をお探しとのご要望に対し、奈良拠点での保管・出荷体制をご提案しました。

 

奈良拠点であれば、名古屋から車で2時間半程度とアクセスも現実的。
関東圏の倉庫と比べても距離が近く、現場とのコミュニケーションが取りやすい点も評価されました。

 

「今後さらに出荷量が増える見込み」との事業展開も見据え、管理のしやすさと柔軟な対応力を備えた当社を、長期的な運用パートナーとして選定いただきました。

 

 

導入の効果

ピース出荷対応が営業活動を後押し!物量拡大も視野に

当社の冷凍倉庫を活用することで、従来課題だったピース単位での出荷がスムーズに実現し、各地の営業活動や新規提案の迅速化に貢献。

 

特にサンプル対応のスピード感が向上し、受注のきっかけづくりにおいても効果を発揮しています。

 

出荷ミスや確認漏れも減少し、名古屋からの管理体制にも無理がない距離感で、日々のやり取りもスムーズに。

 

将来的な物量増加にも対応できる基盤として、信頼してお任せいただいています。

 

 

現在の活用法

冷凍食品の拠点として、出荷形態に応じた柔軟な運用を継続中

現在も当社奈良センターを活用し、サンプル出荷などの細かなピース対応を継続中。

 

今後は物量増加や新規商品への対応も視野に入れながら、より効率的な出荷体制づくりを進めています。

 

また、案件ごとの個別対応にも柔軟に応じられる点が社内で高評価を得ており、「今後も継続してお願いしたい」とのお声も頂いております。

 

 

 

 

 

 

担当マサオカの

「ピースピッキング」の知っ得情報!

冷凍環境でのピースピッキングはなぜ難しい?

冷凍倉庫でのピースピッキング作業は、実は常温や冷蔵の倉庫と比べて難易度が高く、対応できる物流現場は限られています。
 
その理由は、「作業環境の過酷さ」と「業務負荷の高さ」が掛け合わさった特殊な条件にあります。

 

理由1. マイナス20℃前後の環境下では作業時間も制限

冷凍倉庫内の温度は、おおよそマイナス20℃前後。
この環境でのピースピッキングは、手袋越しでの商品確認やラベル貼りといった作業が中心となるため、作業精度が落ちやすく、1回あたりの作業時間にも制限が必要です。
 
長時間の滞在は作業者の体調リスクにも直結するため、「短時間で効率的にこなす仕組み」が求められます。

 

理由2. 個別対応が多く、標準化しにくい

ピースピッキングでは、商品を1ケース丸ごと出すのではなく、1個単位・複数品目の組み合わせといった“個別対応”が多くなります。

 

特に冷凍食品は、サイズや形状も多種多様。
それぞれの品目を温度管理しながら、間違いなく・素早く仕分ける作業は、マニュアルだけではカバーしにくい現場力が求められます。

 

理由3. 作業負担を分散する仕組みが不可欠

冷凍庫内は通路や棚のレイアウトに制限があり、動きづらい環境です。
出荷頻度の異なる商品が混在することで動線が複雑化し、ムダな移動や手戻りが発生しやすくなります。

 

そのため、動線設計・棚割・在庫配置の工夫が不可欠。
個人に頼らず、チームで効率的に回せる仕組みづくりが、冷凍下でのピースピッキングを安定させる鍵となります。

 

 

 

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