物流用語辞典
株式会社低温の食品物流

食品物流とは

物流の中でも業種・業態は多岐にわたり、それぞれで求められるスキルやシステムは異なる。
特に食品物流の業界は、人が摂取する物を取り扱うという点で、その他の「一般物」と呼ばれる貨物を扱う業界とは大きな違いがある。

特に食品物流だからこそ求められるものには大きく分けて4つある。

① 「温度管理」
取り扱う食品の鮮度や品質を保持することが求められるためである。

管理温度帯は主に7つの区分に分けられるが中でも代表的なのは以下の5段階である。

•15℃程度  チョコレート菓子・ワインなど
•0℃~5℃  チルド食品(日配品など)
•-18℃以下 冷凍食品
•-30℃以下  アイスクリームなど
•-50℃以下  冷凍マグロなど

生産者から消費者のもとへ届くまでの保管や配送や販売などの全過程を一定の温度帯で管理することを「コールドチェーン」と呼ぶ。

② 「日付管理」
より新鮮なものを消費者へ届けなければならないためである。賞味期限や消費期限の設定が分かりやすい例である。

③ 「時間管理」
売上拡大とコスト削減のためである。鮮度が大事な食品物流では時間との勝負と言っても過言ではない。新鮮なものを店頭に並べることは当然に行われている。

④ 「コスト管理」
一つ一つの単価が安いものが多いためである。かといって鮮度にも限りがある食品は、大量に仕入れて安く売るという手段も取りづらい。よって食品物流では特に輸送手段などコストの部分で的確な管理が必要であるといえる。

 

食品物流のメリッット

食品物流だからこそ求められるものは多くあります。

その中で、例えば、取り扱う食品の鮮度や品質を保持することが求められるが、温度管理をすることにより、鮮度や品質の低下を防げることができたり、

より新鮮なものを消費者へ届けなければならないため、日付の管理をすることにより、新鮮な食品を届けることができる。

食品物流のデメリット

時間管理は、チェーン店で商品の到着時間が揃わないので、人員の確保とシフト組みに苦労する。

コスト管理の面では、チェーン店納品の荷主様の配送コストが非効率的で割高

例えば6店舗の場合、時間をある程度あわせようとする場合、1台では対応しきれないので2~3台必要になる。

また、物量が多い場合もあるので必然的に複数台必要になる。大きな理由は店舗を広範囲に展開していることである。

〇株式会社低温の食品物流では

株式会社低温では地域ごとにコースを設定しており、奈良県内ほぼ全域をカバーしているので、到着時間がどの地域でもある程度合わせることが可能となります。

そのためチェーン店でのチャーター便の導入が不要となり、配送経費も削減できたとの連絡も荷主様から頂きました。

9店舗のチェーン店で4台チャーター便を使っていた荷主様もあり、当社に変わってからはチャーター便の費用は物量が異常に多い時以外はほとんど発生していない例もあります。

~冷凍・冷蔵の物流専門会社~
在庫管理・梱包・配送まで低温にお任せ!


この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。