物流用語辞典
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常温物流とは

4つの温度帯(定温・常温・冷蔵・冷凍)の中の「常温」にて商品を管理したり輸配送したりすることを言う。

「常温」とよく混同されるのが「定温」だが、定温物流は10~20℃という一定温度が基準で行われるが、

常温物流は屋外の温度を基準とし、具体的には15~25℃ほどが平均的である。

日本の気候は四季があり、屋外の温度を基準にしている常温物流は温度の幅があるのが特徴である。食品衛生法やJIS規格などの法律や規定でも「常温」の定義は差がある。

常温物流で管理される商品には、紙・ビン・皿など温度や湿度の影響を受けないものが当てはまる。

常温物流のメリットデメリットは以下の通りである。

 

常温物流のメリット

・特殊な機能を保持しない一般的な倉庫で管理できるため様々な大きさの倉庫にて幅広い種類の商品を管理することができる

・特殊な機能を保持しない一般的な倉庫で管理できるため倉庫レンタル料も安く済み物流コストの削減にも繋がる

常温物流のデメリット

・外気温を基準に管理するため季節や土地柄の影響を受けやすい

常温物流は温度管理機能を保持しない倉庫で商品の管理を行うため、倉庫の立地によって対応方法が様々である。

例えば海の近くの高湿&潮風の影響を受けやすい立地条件であれば、湿度に強く錆びにくい商品の保管を行うようにする。

逆に言うと、立地条件によって保管できる商品に制限が出てくるとも言える。



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この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。