物流用語辞典
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配送効率とは

商品を配送するのに用いられる車両(主にトラックなど)の利用効率を示す指標のことをいう。1台の車両をいかに効率よく使うかによって輸送回数を減らせるかどうかが変わるため、配送効率を上げることは物流にとって重要なポイントとなる。

 

具体的には、車両の実働率・積載率・実車率などが要素として挙げられ、その内容は以下の通りである。

 

■実働率

車両の一日あたりの実働時間の割合、計画配車を取り入れることによって向上可能。

 

■積載率

車両の最大積載量に対する実際の積載量の割合、共同配送などによって向上可能

 

■実車率

全走行距離の中で実際に貨物を載せていた距離の割合、帰り荷を計算することで向上可能

(※逆に貨物を載せずに走った距離の割合を空車率という)

 

物流において配送効率を上げることは重要な課題となっているが、実際にはなかなか効率化が進まない現状があるそれには以下のような理由が考えられる。

 

・配送ルートの選択肢が多すぎるため

・ドライバーの業務量の最適化も同時に行う必要があるが容易ではないため

・配送先の受け取り時間帯も考慮しなければならないため

 

このように配送効率の最適化には様々な要因が関連してくるため、トータル的に見ていかなければならない。それには、システム活用なども合わせて検討していくことが大切である。


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この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。