物流用語辞典
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混合在庫とは

複数の出品者の同一商品をSKUなどで区別すること無くJAN/EAN/UPCコードを元に倉庫で一括管理する方法である。

この逆が通常在庫であり、この場合は一つの商品に対してセラーごとにSKUを設定して倉庫管理する。

混合在庫のメリットデメリットは以下の通りである。

混合在庫のメリット

・同一商品であることからJAN/EAN/UPCコードさえあれば商品ラベルをわざわざ貼る手間がかからない=コストを省くことができる

混合在庫のデメリット

・複数の出品者が保持する同一商品を一括管理されるため納品したものと別の同一商品が発送されてしまう=「パット見は同一商品に見えたとしても中身は偽物であった」というような場合でも気付かれずに偽物の商品を発送されてしまうリスクがある

上記のようなリスクを防ぐためにも、同一商品に対して複数の出品者がいる場合は、混合在庫を利用するのは避けた方が良い。逆に言うと、コスト削減のメリットもあるため、出品者が自分しかいないといった場合には混合在庫を利用するのも良いと言える。

 

混合在庫の利用には以下のような条件がある。

・新品商品であること

・JAN/EAN/UPCコードがあること(単一のASINに該当するもの)

・スキャンが簡単なバーコードがあること

・消費期限のない商品であること

 

また、上記に該当する場合でも、一部ラベルなしの混合在庫として扱われないものもある。(出品者の在庫処理遅延を防ぐため)



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この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。