マテハンとは
製造業や物流業における機械を使った物の移動の過程を表す言葉であり「マテリアルハンドリング」の略称である。
マテハンの具体的な過程には、保管・包装・出荷などがある。
物の移動を表す言葉であることから、マテハンは「運搬管理」ともいわれる。
また、マテハンに用いられる機械のことを「マテハン機器」という。
マテハン機器は各過程で様々なものがあり、ロボットやITの技術発展に伴い、マテハン機器の高度成長が続いている。
マテハン機器の一例が以下の通りである。
■入庫作業に用いるマテハン機器
・フォークリフト（貨物の運搬に用いる）
・ドックレベラー（貨物搬入時の段差を解消するために用いる）
・パレタイザ（パレットに貨物を積載するための装置）
■運搬作業に用いるマテハン機器
・無人搬送車（人手を用いずに貨物を運搬できる車両）
・コンベア（貨物を連続的／効率的に運搬するための機器）
■仕分け作業に用いるマテハン機器
・ソーター（カメラやバーコードを用いて貨物を自動で仕分ける装置）
■保管業務に用いるマテハン機器
・自動倉庫（倉庫内の情報を自動で一元管理できる倉庫）
・移動ラック（自由に移動させることができる貨物を載せるための棚）
■出荷業務に用いるマテハン機器
・デジタルピッキングシステム（人の手を用いずに自動でピッキングの指示を出せる装置）
・自動製函機（ダンボールの組み立てを自動で行ってくれる装置）
以上のように、各過程で様々なマテハン機器があり、それぞれ導入することで業務効率化をはかることができるため、メリットも大きい。デメリットとしては、設備トラブル時の負担が増えることが挙げられるため、そうなった時の備えは必要となるだろう。
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