物流用語辞典

共同配送とは

共同配送とは、「複数の企業が、配送業務を共同で行うこと」「荷主や輸送業者がお互いに共同しつつ集荷・配達を行うこと」を指す。

百貨店などの小売店では、顧客と関わることができる配送業務は、サービスの差別化をはかるポイントにもなるため、配送業務の共同化は考えにくく、それぞれがアピールも念頭に置いた独自の配送が行われていた。

共同配送には、更に二つの種類に分けられる。

一つは、異なる荷主が共同してある特定の輸送業者を利用する共同配送(これを荷主共同配送という)

もう一つは、複数の輸送業者がお互いを利用しあう共同配送(これを輸送業者間共同配送という)である。

量にすると少量であるにも関わらず貨物それぞれを単独で配送すると、輸送費がかさむため非効率的であるばかりではなく、

道路交通の混雑の要因にもつながる。そのため、交通渋滞や大気汚染を緩和すること・流通経費の節減・駐車関連法の厳重化・人手不足・などといった問題を考慮すると、共同配送の必要性が求められる現状に至る。

例えば、大阪の百貨店では5社がその地域をまとめて分担するという形で協力し合っている。


〇共同配送に向いている商品とは

共同配送に向いている商品は、主に10ケース程度の小口の商品に向いており、200ケースや300ケースの物量のある大口の商品は、むしろチャーター向きといえます。

共同配送のメリット

株式会社低温の共同配送の特徴としまして

コストが下がる
イメージとしまして、バスとタクシーを思い浮かべてもらえればイメージがつきやすいです。

決まった運行時間に合わせてくるバスにたくさんの人が乗り合いして目的地に到着するバスは運賃が安いです。

共同配送の特徴としまして、株式会社低温が運行しているルートに商品を載せれば、コストが下がります。
一方、チャーター便はタクシーのイメージをしてもらえれば分かりやすいです。貸切で目的地に向かえる分コストはバスより高くなります。

様々なメーカーの商品が一括で納品されるので、納品先様でも何度も荷受作業をしなくて済むメリットも御座います。

いろんなお客様のメーカーの商品を同時に輸送します。

株式会社低温では、奈良県内中心にエリア別、時間別に約50コースの便が運行しており、同地域にも午前と午後に分かれて運行しているエリアも御座います。

お届け先は、主に外食チェーン店様への配達、スーパーへの配達、問屋や製造工場への配送を行っております。

冷凍商品、冷蔵商品を二層車両で同時に配送します。

温度帯は冷凍と冷蔵の2温度帯が中心で、車両は2層車両で運行しております。
トラックの箱の中の前方は冷凍、真ん中のパネルから後ろは冷蔵に冷凍機の温度も調整して運行出来ますので、商品の劣化も防ぎます。

 

共同配送のデメリット

・自社の商品以外の商品も一緒に輸送されます。

・沢山のお客様の商品を混在で輸送する為、どこかのお客様の商品の物量が多くなると、自社商品のみのチャーター便と違い、

自社以外の商品の輸送の影響で、納品時間が通常より遅くなる事があります。
しかし、時間指定の厳しいお客様は、逆にチャーター便にて運行する事も可能です。

共同配送の際の注意点

エリアによっては、荷物が集まらずに配送不可になる恐れがあります。
商品が集まらない場合、少量の荷物でも共同配送単価での運行を行わなければならなくなる為、コストが合わずに運行出来ないエリアが出てくる可能性が御座います。

また、車両サイズがほぼルートごとに決まっており、例えば3トン車両で運行しているコースで3トン以上の物量の依頼を受けた場合、
別便対応を行い通常と著しく違う時間での運行になる可能性も御座います。

さらに、4トン車両のコースでは入れない狭い道の納品先には配送不可地域となる可能性もあります。

ご利用頂く前に、軒先調査を行い配送のお打ち合わせをさせて頂ければと思います!

お客様の要望に沿ってご提案をさせて頂きますので、お気軽に低温までお問い合わせ下さい。

 

〇株式会社低温の共同配送では

株式会社低温では、奈良県に特化して、冷凍食品、冷蔵食品の共同配送を行っております。

奈良県を中心に約50コースのルートがあり、様々なお客様の商品を混載して配送をしてます。

納品時間もある程度のご要望をお聞きしながら、ルート組を行っております。

詳しいサービス内容はコチラ!

〇株式会社低温の共同配送の事例

株式会社低温の共同配送の事例としまして、大阪の大手冷凍食品メーカー様の倉庫に早朝から集荷させて頂き、株式会社低温まで持ち帰ります。

倉庫内でエリア別、店舗別に荷下ろしして、その食品を配送ルートドライバーが配送するエリアの商品を積込み、納品先へ配達します。

このような運用で、南港や摂津、兵庫県の六甲の倉庫に、奈良県行きの商品を集荷させて頂いた商品を株式会社低温倉庫内で奈良県のエリア別に仕分けを行い、各エリアごとに配送にいく運用をさせて頂いてます。

場合によっては、スーパーではライバル同士のメーカー様の冷凍食品も混載させて頂き、配送にお伺いするケースがあります。

S物流様 -問題解決事例(共同配送便)- https://www.narateion.co.jp/service/problem-solving/kyodohaiso-sbutsuryu

その他の事例はコチラ! -共同配送便 | 株式会社低温 (narateion.co.jp)

~冷凍・冷蔵の物流専門会社~
在庫管理・梱包・配送まで低温にお任せ!


 

この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。