物流用語辞典
トータルピッキングを実施

トータルピッキングとは

複数の出荷先オーダーの商品を一度にまとめてピッキングし、その後2時段階として出荷先ごとに仕分け作業を行うというピッキング方法である。

出荷件数が多く、SKU(最小管理単位)が少ないような物流センターに適した方法である。

注文された必要数量を在庫スペースから抜き取る

トータルピッキングは別名「バッチピッキング」「総量ピッキング」「種まき方式」とも言われる。

 

トータルピッキングのメリットとは

作業員の移動距離と作業時間を削減できることで作業の効率化が図れる

・人員不足という課題にも対応可能となる

・ピッキングエリアで起こりがちな渋滞が軽減する

・数量検品が明確&用意になる

トータルピッキングのデメリットとは

・複数の出荷先オーダー分が揃ってからの作業開始となるため時間の有効活用ができない場合もある

・仕分け作業用のスペースが必要となる

急な商品の追加や内容変更への臨機応変な対応がしにくい

これに対しトータルピッキングの反対のようなピッキング方法が「シングルピッキング(摘み取り方式orオーダーピッキング)」というものである。

これは、複数の出荷先オーダーではなく、一件ずつピッキングを行っていく方法で、出荷先オーダーの組み合わせだったり個別対応が必要な場合に向いている。

 

●株式会社低温のトータルピッキングでは

冷凍・冷蔵食品の物流の特化した株式会社低温では、トータルピッキングを行い、保管庫から直接注文された商品を集めて梱包をするのではなく、

1工程増やして注文された必要な数量だけ先に集めて、そのあとに注文された商品を集める作業を行ってます。

自動倉庫から商品をピッキング

トータルピッキングのメリットは、保管庫に直接商品を取りに行った場合に、取りすぎたら棚卸をするまで在庫の差に気づきませんが、

トータルピッキングをする事により、1回多く検品作業を行いますので物流精度が上がります。

ただデメリットも御座います。 トータルピッキングのデメリットは仕分けの工程が増えてしまうことです。

このデメリットを無くす為にGAS(ゲートアソートシステム)を使用し、シングルピッキングと比べて工数が増えるというというデメリットを無くすことが出来ております。

●よくあるお悩みの声

お客様自身で出荷増加があると、トータルピッキングはスペースが必要になる為お客様自身での対応が難しくなります。

●株式会社低温をご利用するメリット

SKU数が増えてもトータルピッキングをすることで出荷量が増えても対応出来ております。

トータルピッキングをすることで最終在庫が余ると、該当商品の出荷物を確認出来るのでご注文頂いたお客様の元へ届くまでに誤出荷を防ぐことが出来ます。

冷凍・冷蔵の物流でお困りな事が御座いましたら、お気軽にお問合せ下さい。

~冷凍・冷蔵の物流専門会社~
在庫管理・梱包・配送まで低温にお任せ!

この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。