物流用語辞典
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テレコ出荷とは

2つの商品を互い違いの送付先に届けてしまうミスのことを意味し、例えばAさんの商品をBさんの元へ、Bさんの商品をAさんの元へという形である。

そもそも「テレコ」とは、歌舞伎由来の言葉で、「2つある筋書きをそれぞれ2つにまとめ、それを1幕ずつ交互に展開していく」という意味がある。

それが現在では「互い違いに」という意味の用語として使われるようになった。

テレコ出荷は、顧客に間違った商品を届けてしまうのはもちろんのこと、更には個人情報漏洩というリスクも発生してしまうため、ミスを起こさないために細心の注意を払わなければならない。

そのためには「送り状の貼り間違い」に留意すべきである。テレコ出荷が起きてしまう多くの原因はそこにあるからである。

送り状の貼り間違いを防ぐために行うべきことは以下の通りである。

・一件完結を行う

(一件完結とは、1つの商品のピッキングから梱包までを完了してから次の商品へ移るというもので、例えばAのピッキングの途中で別の仕事に移るということは避ける方が良い)

・商品の梱包が完了して送り状を貼り付ける時には、WMSを用いて送り状のバーコードを必ずスキャンする

(WMSとは、Management System=倉庫管理システムのことである)



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この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。