物流改善事例
フォークリフトに乗って作業をしています。

株式会社低温では、4か月間で約400時間の業務時間削減に成功しました!

梱包作業を行う作業台の改善を行い、大幅な時間削減を達成することが出来ました。

【目次】

 

1.業務時間削減

昨年11月から今年2月4か月間で約400時間の業務時間削減に成功しました。 第1流通事業部は毎日300~400アイテム20000パック強、1ヶ月で約48万パックの冷凍食品を仕分けし出荷を行っております。

その1ヶ月の出荷パック数を前回ご紹介した作業効率(以下MH)で割りますと1ヶ月の総労働時間を表すことができます。 昨年11月のMHが118でした。1ヶ月の出荷数48万をMH118で割りますと、総労働時間が4067時間となります。 今年2月のMHが昨日(2/27)現在でMH132となっています。同じく48万÷132しますと3636時間となります。 そうしますと、11月との差が4067時間-3636時間で431時間となり、こちらが業務改善で削減できた時間となります。 日々様々な改善を行い大幅な時間削減を達成することが出来ました。

そのうちの改善例の1つをご紹介させて頂きます。

 

2.改善例 作業環境

 

毎日、出荷作業をする際に梱包作業を行う作業台の改善を行いました。

これまで作業台の高さは通常の会議用テーブルのまま使用しておりました。 そうしますと、パートさんの中には身長の高い方低い方がおられ、作業台に合わせた姿勢で長時間作業する必要があり、後半になるほど効率が落ちる、人によっては腰痛が発生したりする方もいらっしゃいました。

作業台に合わせた姿勢で長時間作業することで、後半になるほど効率が落ちてしまいます。

その作業環境を変える為に、作業台の足の下に2種類の継ぎ足を設置し、3段階に高さを自由に調整できるようにしました。 高さを変えることにより、身長の高い低いにかかわらず、無理のない姿勢で作業してもらう事が出来るようになり体にあまり負担をかけず長時間作業する事が可能となりました。

作業台の足の下に2種類の継ぎ足を設置し、3段階に高さを自由に調整することができます。

そうする事により、作業者のペースも落ちることなく効率よく作業が行えるようになりました。

 

3.まとめ

 

・業務時間削減に成功

・無理のない姿勢で、作業を行うこと

・小さな気づきで、大きな改善

実際に作業されるパートさんからの声で改善点が見つかり、改善をすることで効率が上がりました!

このような簡単にできる改善を積極的に実施し、継続的に改善を行いながら、効率を上げ、利益が出るように取り組んでいっております。

 

~冷凍・冷蔵の物流専門会社~ 在庫管理・梱包・配送まで低温にお任せ!

物流改善でお困りのみなさん、株式会社低温の改善実例を是非参考にしてください。

この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。