介護は室内限定のみではない
介護という仕事は、一人一人の心を大切にし、人間の尊厳とそのプライドを最後までしかも日常的に生活面から保持するために不可欠の仕事であり、人権保障の最後の仕上げをになう働きである。それだけに工夫に工夫を重ね、探求しつづけ、実践を深めていくことが期待されている。
介護こそ、真に人間らしい社会を実現していくための、実践であり働きで無くてはいけない。

介護概論 ミネルヴァ書房 長崎純心大学 一番ヶ瀬康子教授
究極の到達目標は
「ねたきり老人」が、家族介助の要らない楽しい旅行ができる
今介護保険制度は、病院と同じような看護の精神を家庭に持ち込み、 在宅介護の基本としているが、とても良い事だと思う。
しかし人間はいかなる時でも、自力で外出が出来なくなつたときほど不幸なことはない。 ことに人生の最終段階で、その人のそれまでの人生を否定して、まるで物のように扱われ、 また幼児言葉で侮蔑されて、人間が信じられなくなり、毎日病院のベッドで過ごし、 この世を去るとするならば、それほど不幸なことはないであろう。

それより在宅介護の方が、家族には迷惑を掛けるが、心の安らぎを覚え人間らしい生活できる。一方、外は危険である、事故があったら責任が取れない、外にはなるべく連れ出さない。という病院の悪いことまでも基本としているように感じる在宅介護のなかに、「外出することで心の介護をする」外出介護の考え方が在るのがもつと良いと考えた。これが地域社会に貢献するはばたき介護タクシーの基本である。
家の中に何日も閉じこもれば、健康な若者でも気分が滅入ってしまい、体力は衰え、心までおかしくなる。まして自力で外出が出来なくなつた人々(高齢者・身体障害者)にとつて、風景との対話がいかに貴重であるか、風に吹かれ、匂い嗅ぎ、太陽の暖かさに触れ、変化した街の景色などを見せることで、心のモヤモヤを吹き飛ばし、人々を元気にしていこう。
外は室内より危険が多い、どんな事故責任を問われるか分らないが、 外の世界は我々以上にかけがえの無いもの、身体は不自由でも「心を自立させ元気にしていこう」 お客本位の「心の介護」それが介護タクシー はばたきの理念である。
屋外をメインステージとした、暗くない介護、楽しい介護、 楽しくなければ仕事ではない、心の自立(プライド)支援介護をサービス業として行う、 ケヤードライバーのやりがいである。

